様々な心臓病の中で「不整脈」は、狭心症や心筋梗塞に伴って起こっているのでない限りは、あまり心配はいらない心臓病です。心臓は、通常は1分間に60から80回の拍動を一定のリズムで刻んでいます。しかしそれが乱れてしまう状態が不整脈です。一般的に不整脈は年をとると現れることが多いのですが、疲れやストレスが原因になることもあります。
不整脈には2種類あって、脈が遅くなる不整脈を「徐脈性不整脈」と呼びます。この場合には貧血、めまい、ふらつきを生じます。もう1つが「頻脈性不整脈」で、これは脈が速くなり、動悸・息苦しさを覚えます。さらにこの2つ以外で脈が乱れる症状に「期外収縮」がありますが、これは疲労やストレス、喫煙などが原因で起こることが多いようです。期外収縮の場合にも、不整脈が起きた時にはめまいや動悸も起きるようです。
心臓病として不整脈を治療する場合には、抗不整脈薬を用いて心拍数を正常に戻します。また必要に応じて、外科手術でペースメーカーの埋め込みを行うこともあります。不整脈の場合には心臓病としては深刻な部類には入りません。加齢によって心機能が衰えてくるのはやむを得ない部分もありますし、ストレスが多かったり疲労が蓄積している人に起きるのもありがちだからです。
しかし何度も繰り返し起こる場合には、病院できちんと診てもらいましょう。もしも狭心症や心筋梗塞などの心臓病の前兆であったり、何か他の病気が潜んでいる可能性もあるので、そのような場合には注意が必要です。