心筋梗塞などの心臓病は、病気が判明した時には間に合わない場合も少なくありません。それを避けるためにも、定期的に健康診断や人間ドック を受けて自分の身体状況を知っておきましょう。健康診断では、心臓病の危険因子を発見できる項目が3つあります。
まず、心臓病の大敵である肥満の度合いは「BMI(ボディ・マス・インデックス指数)」で判断します。BMIの標準値22に対して、25以上の数値を示すと肥満と判断されます。また「血圧」も大切な要素です。収縮期血圧が135、拡張期血圧が85までがベストですが、それぞれ140から90未満は正常です。この範囲を超えると高血圧です。そして「心電図」によって不整脈などの心臓病を発見することもできます。
肥満や高血圧は心臓病の危険因子ですが、他の病気になる可能性もあります。もし標準よりも高い数値なら、食生活や生活スタイルの改善をしなければいけません。最近の健康診断は「病気を早く見つけて治療をする」というスタンスから「病気にならないための指導」に変わってきました。これは、平成8年から言われ始めた「生活習慣病 」との関わりが大きいようです。
生活習慣病は、それまで一般的だった「成人病」から一歩進んで、個人の生活スタイルが病気になるかどうかを左右しているという考え方です。言い換えると、生活スタイルを変えることで病気は防ぐことができるので、健康診断において様々な指導を行うようになったのです。
日本人の3大死因にも入っている心筋梗塞や脳梗塞は、症状が出た時にはもう遅いことが多いので、これらの病気を起こさないような環境を自分で作ることが重要です。