最近は、心臓病の治療として「運動療法」を取り入れることもあります。以前は、心臓病の人はなるべく動かないように言われたものでした。しかし、適切な運動を適度な量だけ行うことは心臓に良いと分かってきました。
では、なぜ心臓病の治療に運動をするのが良いと言われるようになったのでしょうか。それは運動をすると持久力がつくからです。例えば「速く歩く」という運動を取り入れた場合、初めはつらくても、続けていくうちに同じ距離を歩いても、楽に歩くことができるようになります。これは心臓が効率的に動くようになった証拠です。
心臓が強くなって効率よく動くようになると、動脈硬化が進まなくなりますし、血管が詰まるのを防ぐこともできます。また、運動が心臓そのものに働きかける効果以外にも、心臓病を起こす原因となる肥満を予防したり、身体を動かすことでストレスを減らす効果もあります。
心臓病の治療として行う運動は、その人の体力や年齢、心臓病の程度に合わせた適切なもでなければいけません。いつもより少し速度を上げたのウォーキングや、プールなどでの水中ウォーキングを1日30分ほど行うのがお勧めです。
これらの運動は、心臓に負担がかからないように注意しながら行わなければいけません。実践する前には、必ずかかりつけの医師に相談をして意見を仰ぎましょう。しっかりと検査をした上で許可が出たら、運動量や運動時間、そして運動の種類について支障のない範囲を確認することも忘れないでください。