狭心症や心筋梗塞などの心臓病であるとの診断が出た場合、どのような治療が行われるのでしょうか。心臓病の治療方法は、患者の身体状況や年齢、病状などにより、薬で治すのかメスを入れるいわゆる手術で治すのかを決めます。
心臓病の症状が、どちらかというと軽い人や年配の人の治療には、内服薬あるいはカテーテルを用います。カテーテルとは、血管の中にも入っていけるほどの非常に細いチューブで、これを血管に通して様々な治療を行います。
薬による治療の場合にはカテーテルの先端から薬を体内に注入します。また、風船療法といって、カテーテルの先端につけた風船で、冠動脈の狭くなった部分を広げるというものがあります。
さらに、風船療法で広げた部分に、ステントという網状の金属のチューブを固定するのもカテーテルで行うことができます。
心臓病の症状が重い人には手術を行うことになります。例えば、冠動脈バイパス手術は、体内の他の部分の血管を、詰まっている冠動脈の患部につないで血流を取り戻す手術です。使われる血管は、太ももの静脈、胸内側や胃の動脈です。
このように病院で受ける治療に加えて、日常生活でも気を付けなければいけないことが、たくさんあります。まず、心臓病治療や予防に適した食事をとりますが、食べ過ぎには気を付けましょう。また、飲酒・喫煙は控えてください。
さらに生活面では、睡眠を十分に取る、ストレスを溜めないなどの環境の改善を図ってください。運動不足もよくありませんが、心臓病の人は運動をし過ぎるのも禁物です。これらの生活環境の改善も心臓病の治療の一環と捉えて、病院の治療だけに頼らない生活をしましょう。