心臓病には様々な症状がありますが、以下に心臓病でよく起きる症状を説明します。
・痛み
狭心症のために血流が悪くなると心臓にきちんと血液が送られなくなり、締め付けられるような圧迫感を感じます。もし動脈系の疾患であれば、急に鋭い痛みが起きては消えます。また、僧帽弁逸脱の場合には、針で付かれるような鋭い痛みが左胸の下あたりに起きます。
・息切れ(呼吸困難)
心不全や冠状動脈に疾患がある場合に起きます。
・動悸
痛みや失神が一緒に起きたり、ひどく疲れている感じがする場合には不整脈も考えられますし、さらに重い疾患の可能性もあります。一方で、動悸は必ずしも異常とは限らないため、動悸の速さや規則性を調べる問診を行います。
・むくみ
主に下半身のむくみについては血管障害を起こしている可能性があり、心不全や深部静脈血栓などを疑います。
・皮膚色の変化
血流が悪いと、皮膚の色が青紫のような色になります。
・その他
めまい、気が遠くなる、失神、体のしびれなどがあります。
ただし、消化器や呼吸器などの臓器に異常がある場合にも、心臓病の症状と同様の症状が起きます。例えば、息切れは肺や呼吸筋の疾患でも起きる症状です。また、むくみについては、長い時間ずっと同じ姿勢でいるだけでも起きますし、妊婦であればよくある症状です。年配の人にもむくみは多く見られます。胸のあたりの症状だからといって心臓病とは限りません。大切なのは、異常を感じたらきちんと病院で医師の診察を受けることです。